
<団体名称の表記について>
本サイトでは、「特定非営利活動法人」と「NPO法人」の2種類の団体名表記がありますが、これは各団体の登記上の名称による違いですのでご了承ください。
会長 吉村 徳男

会長 吉村 徳男
【交通】
会津鉄道湯野上温泉駅より車で10分
大内宿が、昭和56年4月18日に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されてから26年が経過しました。大内宿保存会は同年設立され、当初は屋根の葺き替えをしてもらうための茅集めなどがおもな仕事でしたが、現在は大内宿の景観規制や、現状変更の審査、巡回指導、茅刈りなど活動範囲が広がっています。保存会では、屋根を葺き替える事を負担に思わないための環境整備のため、手伝いの人に昼食や夕食を出さない事や小昼の制限を決め、さらには足場資材、押し切りなど屋根葺き替えに必要な備品を揃えての貸し出しも行っています。茅葺き屋根保存の意識を共有化するための一環としては1戸1人出役による茅刈を行い、葺き替え技術の継承のためには技術の継承に取り組んでいる結いの会に茅を提供するなど、屋根葺き替えがスムーズに出来、今後も茅屋根が保存出来るような体制作りをしています。

結いによる屋根葺き替え

住民総出による茅刈り作業
大内宿は今、年間100万人が訪れてくれる県内有数の観光地になりました。これにより、大内宿は多くの雇用を創出し、更に地場産品の消費拡大や販売に一役買っています。土産屋や食堂が増え、一部の人達から批判もありますが、私は大内宿を日本の文化として保存していくためには、ある程度は仕方ないことと思っています。それは、茅葺き屋根を守るには多くの人手が必要となり、[結い]などで労働力の貸し借りをしないと出来ません。各自が多いときは年間に20日間も手伝いに行かなければならない時もあります。こう言う点から考えても、大内宿で自活できなければ保存は非常に難しくなります。私達がここに生を受け死を迎えるまでの一生を大内宿で完結することが大内宿の保存ではとても大切なことです。だから土産屋や食堂などを営むことはある程度仕方ないことだと考えています。しかし、観光に来る人々は大内宿の景観を見たいため訪れますので、大内宿はやはり景観の保存を一番大切に考え保存することが最高の活用であることをわかって戴く事が大切です。そのため看板の規制や出店の規制などの取り決め事項、さらには住民憲章を遵守していただくため、宿内を巡回しながらの指導もしております。過去には、宿屋や荷駄の輸送で生計をたて、近年では炭焼き、養蚕、タバコ、大根、リンドウの栽培などで大内宿が次の世代、また次の世代と引き継がれてきました。この大内宿という文化財を守り、次の世代に順送りで引き継いでいくことが、今の私達がやらなければならない使命だと思います。
【お問い合せ先】
会長 吉村徳男(よしむらのりお) TEL:0241-68-2926